アンコールワットから車で1時間近くかかるところにあり、1914年発見された。 アンコール遺跡群ではほとんどが灰色砂岩の建物である中、赤色砂岩を基調として造られているのも珍しく、バンテアイ・スレイは赤色砂岩の建物として最も有名である。 また、「東洋のモナリザ」と呼ばれるデヴァター像があることでさらに有名となっている。 バンテアイは砦、スレイは女で、「女の砦」を意味する。
東洋のモナリザは中央祠堂にある。 寺院の規模としては小さいが、ひとつひとつ繊細で深く彫られたレリーフが美しい。 赤い石畳の参道。夕日を浴びるとばら色 に輝く。 レリーフにはガルーダ「鳥の神」などが彫られている。